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富士山の世界文化遺産登録に思う

ユネスコが、6月に富士山を世界文化遺産として認める方向で話が進んでいるそうだ。
ネットでしか情報を見ていないのであるが、このことについて少し考えてみたい。

まず、世界遺産には世界文化遺産と世界自然遺産がある。
NAVERまとめの記事によると、富士山はゴミ問題に解決の見通しが立たないため、世界自然遺産としての登録を断念し、信仰の対象としての文化的側面をもって世界遺産への登録理由としたのだとか。
世界遺産に登録されると、富士山はいったいどうなっていくのだろう。

1)登山者が増える。
世界遺産に登録されると、知名度が向上する。日本に住んでいて富士山を知らない人はそれほど多くないと思うが、世界から見れば日本の一番高い山が富士山であることを知っている人はそれほど多くない。そんな人たちに訴求すれば、富士山の登山者はますます増えるだろう。

2)登山道の整備、情報提供が進む。
富士山は、日本の山の中でもかなりメジャーな山であるため、その登山道はずいぶん丁寧に整備されている。しかし、登山者の増加によって特に9合目以降のご来光渋滞が激化するため、登山道の整備が進む。また、日本語以外の各国語での情報提供がより一層進み、観光の延長としての登山客が増える。

3)「山の問題」がクローズアップされる。
「観光の延長としての登山」とは、登山を趣味とする人以外による登山のこととする。こういった人たちは登山を趣味とする人に比べて知識に乏しく、モラルが著しく低いことが多い。装備不十分による遭難、山にゴミを捨てる、といった事象に対しての対応を迫られる。

4)入山料
2012年までは、富士山には入山料を払わずに登ることができた。これが、世界遺産の登録により、「山の整備、維持」の名目で入山料を徴収するという議論が活発化している。一部報道では500円という具体的な金額が出ているが、これは日光にある男体山(ふもとの二荒山神社が管理している)と同額である。

5)まとめ
・富士山の一層の観光地化が進む。
・それに伴い、既知の問題があらためて議論される。
・富士山が良くなるか悪くなるかは、私たちヒトの行いによる。

個人的な意見。
入山料は5千円〜1万円程度が妥当なところではないかと思う。
富士山は、普通の山ではない。日本の山でダントツの標高を誇ること、独立峰であることがその理由である。そんな富士山が都心から見えると誰しも嬉しい気持ちになるものであるが、近くで見る富士山は、近年の努力はあるにしてもそこまで美しいものではない。
私は、人間は群れをなすと堕落する傾向にあると考えている。きっと、人間に堕落の心理が働いて、富士山にゴミを捨てるのであろう。これらを処理するためのコストが、ひとり500円の入山料でまかなえるはずがない。入山料として上記金額を徴収した上で、ゴミを捨てる輩には厳罰をもって対処するくらいのルール整備が必要であると考える。おかしなことではない。シンガポールは、町中ですらゴミを捨てるのが見つかると罰せられるのだ。
富士山を愛する気持ちのある人、その気持ちを行動に移して富士山をきれいにする人に、もっと多くの報いがあってもいい。

秋の準備

とても暑かった今年の夏も、だいぶ弱ってきたように感じる。
まもなく、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋。

今年は夏にそれほど活動しなかったため、活発に動き回っていきたい。
山は、隙あらば毎週でも行きたい。
みなさま、よろしくお付き合いください。

復興支援のカタチ

Give my climb(ギブ・マイ・クライム)運動というのがある。

http://www.yamareco.com/modules/pico/index.php?content_id=54

山に登った標高差の分だけ、義援金にしようというもの。俺は標高差1mを1円に換算しているが、このレートは自由に決めていいとのことである。これまでの俺の実績(2011年)は

川苔山(奥多摩):912m
鳴虫山(日光):561m
大山(丹沢):942m
------------------------
合 計   : 2415m(=2415円)

被災地に登った山の分だけ気持ちを贈る、というのは、いかにも山をやる人にとって共感できるものであると思う。ちなみに、自己申告で今日までに271人が参加し、467,263円が集まっている。
東北の方々に何か助けになることがしたいと思っている皆さん、ぜひ山に行きましょう。

【追伸】
今回の地震では東北地方と原発がクローズアップされているけれど、3月12日に震度6強の地震が起きた新潟県中越地方や、大洗や水戸など関東北部の状況がテレビで伝わってこない。被害の状況が等しく伝えられると、善意の輪もどんどん広がっていくと思った。

岳 - ガク - 映画化

山を愛する人たちに愛される漫画、「岳」。本日まで全13巻。
小栗旬が主演(三歩)、クミちゃんは長澤まさみか。
ふむ…
北アルプスの過酷な環境の中で、山岳救助に携わる人のドラマである。
漫画読んだことのない方、ぜひご一読ください。映画は5月7日封切り。

□北アルプス関連映画
ミッドナイト・イーグル(2007):大沢たかお、竹内結子
剱岳 点の記(2009):浅野忠信、香川照之、宮崎あおい

モンベルの対応に感激する

山歩きの道具に、トレッキングポールというのがある。
形はスキーのストックのようで、三脚のように伸び縮みする。
片手または両手で使い、杖のようについて歩くことで下半身の負担を軽減するものである。

そんな我が家のトレッキングポールは、数か月ほど前に動きが悪くなってしまった。
伸縮部分を時計回りに回すと締まって固定されるはずが、どんなに回しても固定されなくなってしまった。
原因を調べると、内部の汚れやらゴムの経年劣化やら書いてある。しかし、ここは素人考えではなくお店に修理してもらおう、ということで、近くのモンベルに持って行って修理の見積もりをいただくことにした。

後日、モンベルから電話がかかってきた。その電話の内容に驚いたのだが、料金は無料であるという。
お店で修理が完了したポールを受け取って更に驚いたのが、中の部品の多くが新品に取り換えられていると思われたことである。2年使ったトレッキングポールはあちこちに傷がついていたはずだが、それがまったく見られない。もちろん動作も完全で、これからまたしばらく使っていけそうな予感がする。
消耗品のゴムを交換するのにもコストがかかるだろうに、無料で対応してくれたモンベルにはたいへん感謝したとともに、その懐の広さに感激したのであった。

トレッキングポールは地味な製品だと思うが、人の安全に直結する製品でもある。こうした製品のアフターケアが万全なあたり、モンベルへの高感度がグッと上がったのであった。どうもありがとうございました。

通勤ウォーキング 部分再開

涼しい季節には、乗り換え駅から職場までの1時間をウォーキングにあてている。
この1時間がなかなかよくって、暖かくなってくる5月くらいまでは天気が良ければ歩くようにしている。
しかし、5月も半ばを過ぎると暑くなってきて、歩けなくなってくる。6月になると梅雨入りするために完全にダメ。秋の訪れを待つことになる。
今年の夏は超 暑かったが、その夏の暑さにも衰えが見え始めた。チャンス!とばかりに、先週は2回ほど歩いてみた。うん、いけそうな気がする。
最低気温が20度を下回れば大丈夫そうだ。どんどん涼しくなってほしい。

山トイレ 仕分けの対象に

民主党の仕分け議論の中に、山岳地帯におけるトイレの助成金(補助金というのか)が含まれていたということを雑誌で知った。
生活していれば、誰であれお手洗いに行きたくなることはあると思う。それは山に行っても同じ。でも、山は水道が整備されていないことがほとんどだから、その処理および設備の維持には平地に比べて多くのコストがかかる。
よく「自然に還るんだし、栄養になるから」という理由で野に放ってしまうことがあるが、これは問題である。高山植物は人の尿が毒になって死んでしまうものがいるというし、トイレットペーパーだって寒いところでは溶けずに景観を乱す原因になる。

論点はいくつかあると思うのだが、興味深いところとしては「国の補助を受けてまで山のトイレを作る必要があるかどうか」だ。国の事業というからには、国民が等しく山に登るものとしての共通認識ができているんですよね?というのが、政府の見解のようだ。みんながやっていることでなければ、国としてお金を出す理由はないという考えだ。個人的に、この議論は突き詰めて考える必要があるように思う。

そして、これまでのように山のトイレにお金が出なくなったとなれば、登山する人は今後の方策を考えなければならない。選択肢としては
①団結して国にお金を出してもらうよう訴える
②自分たちでお金を出し合い、トイレを維持管理する
③携帯用トイレを山に持っていき、自分たちで処理する
④山に行かない
あたりが考えられる。

ところで、山における環境の保護は今すぐにでも始めなければならないほど切迫した状況にあるということは、トイレの話よりも広く知っておいてほしいことである。
環境の変化による植生の変化、鹿の食害、人間のモラル低下による高山植物の不法採取など、山の環境は年々悪くなっている。善意によってそれを支えている人たちがいるが、それだけでは自然は守れない。
我々が山から受けている恩恵を考え直して、限られたお金の中でどうすることが我々にとって一番なのかという議論をすることが大切だと考える。

なんかまとまらないな…

富士山 山じまい

富士山の山じまいとなる「吉田の火祭り」が26日に行われたそうである。
富士山は7月1日に山開きを行い、8月末で山じまいとなる。通常は年に2カ月しか営業していない山なのである。
今年は晴れた日も多かったことから、25万人以上の人が富士山に登ったのだという。この数字は吉田口からの登山者だけのものなので、他の登山道も含めるともっと多くの人が富士山にチャレンジしたことになる。
ひとつの山に25万人が入るというのも、すごいことだと思う。参考までに、我が国で2番目の高さを誇る北岳(3,193m)がどのくらいの登山者か、ネットで調べてみた。2009年の情報だが、登山期の6月から11月で63,000人強とのことである。富士山が、いかに短期間でものすごい人をさばいているのかが分かる。

9月に入ると、富士山はほとんどの山小屋が営業を終えるのだという。山小屋が営業しないと宿泊する場所に困るので、登山者の数はほとんどいなくなる。そして冬になると、富士山はエキスパートですら危険を伴う魔の山になる。でも、誰も富士山に登らない時期があってもいいんじゃないかと思う。
どこかのテレビ番組で山小屋の主人が言ってたこと。「山は夏の間にたくさんの人が入るから、冬にゆっくり休んで、また翌年の夏に人を迎える準備をするんだ。」
自然にだって休憩は必要だ。冬山登山も楽しいことはたくさんあると思うが、ここはひとつ、大自然にゆっくりお休みいただく余裕も必要なのではないか。今からそんなことを考えた。
ちなみに俺は、冬山には登らずにスキーをやります。

P1030914
山頂でのひとコマ。雲海のところに船が浮かんでいたら、グーニーズのエンディングぽさが増す。
そんなことを考えてYouTube見ていたら関連動画にデロリアンが出てきて、しばし見入ってしまった。
どうでもいい話ですね。

(丹沢の)男坂

P1030495


こんな看板が立っていた。
「男がめざそうとする道は、しょせん坂道でしょう!」
というフレーズが頭をよぎった。俺が行ったのは、もちろん男坂である。

登山ツアーに思う

北海道の山で、登山ツアーに参加した人が10人亡くなった。
山で人が命を落とすことは、残念なことだが毎年あることである。そういったことへの備えを怠ってはならないわけだけど、旅行の形態がツアーであることにより事故に遭遇することはなかっただろうか。

・初対面の人と山に行く
山とは、死のリスクのある場所である。気心知れた人でなければ一緒に行ってはいけない。

・お金を払って参加する
参加費の中には交通費や宿泊費が入っているのだろうが、無論ガイドに支払われる人件費も含まれる。ガイドがリーダーになるとは限らないが、普通に考えてその可能性は高いと思う(あくまで憶測だが)。
ガイドは雇われている人なので、天候が悪くても「登りたい」という人がたくさんいた場合、それを諫めて引き返すことはなかなか難しいことのように思う。山ではリーダーを決めて、リーダーの意思に従うことが求められる。ツアーではそういった空気をつくるのが難しいのではないか。

山の経験者たちは、昨今のブームによって、山を知らない人達が山に気軽に入れてしまうことに警鐘を鳴らしている。ツアーを「単独行が難しい人が、山に行く機会を増やす(山への敷居を下げる)ものである」と定義すると、ツアーへの参加は自分のみならず他人の危険を抱え込むことと同じである。
歩くのは自分。まずはこれをしっかり認識した上で、事にあたりたい。

☆山の注意事項(自分メモ)
装備は万全にして臨むこと。登山靴、雨具、ザックは見た目が似ていても機能的に全然違うため、必ず山の専門店で揃えること。
山の気温は、100メートル登ると0.6度下がる。下界で30度でも、標高3000メートルの山では約12度である。風が出ると体感温度は著しく下がるため、寒さ対策はしっかりしておく。
山歩きの最中は水を多く飲む。重くても水をたくさん持っていくこと。
チョコレートやバナナは、食べてすぐにエネルギーになる。万が一の時に備えて持っていく。
前日の睡眠はしっかり取る。
急激に標高を上げると高山病にかかるため、日程に余裕を持つこと。
登山届を出すこと。死亡事故の多くが、登山届を出していないことに起因している。
登山ルートを外れないこと。貴重な植物が踏みつけられて失われることがある。
お手洗いは、極力定められた場所で済ませること。排泄物は自然に還るだろうと思われがちだが、分解には時間がかかる。ティッシュも水解性のものが専門店で売られているため、そういったものを用意しておくこと。
ごみは必ず持ち帰ること。環境保護のほか、山の美観を確保することでも重要。
無理をしないこと。

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