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北海道への旅(その3)

□8月23日(金)
 この日は、日の出の前に目が覚めた。前日の山歩きも朝早かったため、その勢いが続いて起きてしまったのか、それとも普段と違った環境で眠りが薄かったのか。夢を見たが、何の夢だったかは忘れた。
 窓の外には、相変わらずペシ岬が海に向かって伸びていた。天気は悪くなさそうだったので、とりあえず登って見ることにした。玄関から、徒歩15分ほどの岬の上を目指す。すると、岬の頂上あたりに人影が見える。あまり多くの人が集まるのも風情がないだろうと思い、頂上ではなく少し下がった灯台から日の出を眺めることにする。
 朝早くから、ツバメがたくさん飛んでいる。間もなく、雲の間から太陽が顔を出した。太陽はぐんぐん高度を上げて、前日に登った利尻富士を照らしていく。山の全景はそれまで見えなかったが、この朝は私の前にその姿を現した。雄大なその山に、美しい日の出とともにしばし見とれていた。
 夢海に戻り、朝風呂に入るHYを見送り、しばし時間をつぶす。ほどなくして朝食の時間になった。朝食も海の幸を中心としたおいしいご飯であった。朝食後は、バス停の位置を確認。バスの時刻も合わせて確認した。宿に戻ってからは荷造りしてチェックアウト。夢海は優しいご主人、女将に守られた、心安らぎ、そして心温まるお宿であった。
 宿を出て郵便局のそばでバス停でバスを待ち、フェリー乗り場へ。今回のフェリーには時間の余裕があったので、チケットを購入してコーヒーを購入。すると、ほどなくして乗船が始まった。利尻島のゆるキャラ「りしりん」に見送られ、客室へ。すると、思いのほか人でごった返しているため、やむなく外の座席に陣取る。こちらはすいていた。小雨のぱらつく中、船は利尻島を出て礼文島へ向かう。40分ほどでつく短い船旅だった。朝は雄大な姿を見せていた利尻富士も、だんだん雲がかかってきてしまった。
 船はすぐに礼文島へ。到着後には観光案内をもらい、おみやげ屋さんで傘を購入。雨が本格的に降り出した。次にレンタカーを借りに行く。すでに我々の車は用意されていて、営業所の方が慣れた口ぶりで解説してくれた。礼文島にはそれほど道路がなく、主要な道路の説明と注意事項を簡単に受けるのみであった。満タン返しにしなくていいというのも、嬉しいところであった。
 車を確保したのが11時前後だったので、昼にはまだ早いということで第一の目的地をユースホステルの桃岩荘にした。ここは、数あるユースホステルの中でも異彩を放つ、極めて個性的なところである戸の情報。まずは桃岩に向けて車を走らせる。
 すると、桃岩荘の入り口が見えてくるのだが、「宿泊者以外立入禁止」と書いた柱が立っている。近くに行ってみたいと思っていたのだが、ここはルールを守って行動したい。そばにあった駐車場に車を止めて、展望台より桃岩荘を見下ろし写真撮影。トイレに入って桃岩荘を後にした。それにしても、これらの公衆トイレは、冬にはどうなってしまうのだろう。めちゃくちゃ雪が吹き込んだりして大変なんだろう、とか、冬は閉鎖なんだろう、と思いを巡らせた。
 船着き場に戻ってきた我々は、次なる目的地「ちどり」を目指す。ちどりは礼文名物「ほっけのちゃんちゃん焼き」の元祖となるお店だそうだ。ちゃんちゃん焼きといえばシャケなのだろうと思っていたが、ちどりはこれをほっけでやるという。俺はこれまで、ほっけをちゃんちゃん焼きで食べたことがなかった。これは楽しみだった。
 店は、船着き場から歩いても行けるような場所にあった。雨は相変わらず降り続いていたので、傘をさして歩く。店に入店すると、焼き物のためのいろり(というのか、七輪の巨大なの)が建物の窓際に配置されている。いろりに陣取ると、意外と暑い。メニューは、HYがうに丼とちゃんちゃん焼き、俺がいくら丼と鯨のベーコン。
 料理の詳細は口コミサイトにも多くの情報があるので、参考にしてもらいたい。個人的な感想としては、多くのお金を払っても、礼文島に立ち寄った人はおさえておくべきスポットである。いくらは弾力があり、ウマい。ちゃんちゃん焼きも、翌週には旬を過ぎるということで、ギリギリおいしいところをいただくことができた。ほっけに味噌をつけて食べるという、貴重な経験をすることができた。
 満腹になった我々は、「スコトン岬」に向かう。スコトン岬は「最北限の岬」と称している。最北端でないことに注意する必要があるが、そんなことはどうでもいい。島の東海岸沿いの道路をひたすら走る。途中、数少ない分岐で迷い、礼文空港のほうにいってしまうがすぐに軌道修正。雨脚がだんだん強くなってくるのが気になる。
 途中、最北限のたい焼き屋「よこの」が見えたが、帰りに購入することにする。ひたすらまっすぐ進むと、スコトン岬に到着。駐車場に止めてある車は数台、レンタカーの軽自動車がライトつけっぱなしで止めてあったのが気になりつつも、取り急ぎ岬からの眺めを楽しむために車外へ。すると、雨が強く降りつける。風も強い。なんとか岬で写真を撮ってミッション完遂、と思いきや、岬から下りたところに宿があることを発見。「石を投げないでください」なんて注意書きもある。こんなところによく宿をつくる気になったと関心しつつも、実はその近くにあった廃屋みたいなののほうが気になった。廃屋の隣には鳥の死骸があったりする。近くのカラスたちもなんとなく野生を感じたので、怖くなって退散。
 おみやげ屋さんでは利尻ビールなる地ビールと、トド肉なる肉を購入して撤退。続いて「よこの」に向かう。すると、よこのは閉店している模様。永久に閉店しているのかどうかは不明だったが、店頭に人の気配は感じられなかった。残念な感じを引きずったままに、礼文空港へ。
 礼文空港は、定期便の運行がされなくなってから時間が経っているらしく、入り口は閉ざされていた。なぜか、荷物を積んだ大型トラックが空港の前をたくさん通過しているのが気になったが、我々がお仕事の邪魔にならないように足早に引き上げた。

(続く)

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