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「探査機はやぶささん」を読む

これで何冊目の「はやぶさ」本になるのだろうか。
職場の方が貸してくれた萌え擬人化本「探査機はやぶささん」を読んだ。

基本的には4コママンガで、その脇に解説がついている。
ストーリーはプロローグのペンシルロケット実験、「はやぶさ」の打ち上げから地球帰還、その後の宇宙開発についてをひととおり語っている。
表紙で敬遠する人も多いだろうが、この本は万人におすすめできる。他の「はやぶさ」本と比較していいな、と思ったのは次の点。

☆探査機本体もさることながら、関連する人工衛星、その他の人工衛星や探査機、ロケットに至るまで非常に多くの解説がなされていること。
☆ミネルバの意義について踏み込んだ解説をしているところ。ミネルバはイトカワに着地することはできなかったが、民生品を多用した機械が宇宙空間で稼働することの可能性を示した。結果だけ見ると失敗だが、その過程において多くの成果を残した。
☆著者がこの本を執筆するきっかけとなった出来事が、俺が「はやぶさ」に興味を持ったのと同じ出来事だったこと。

願わくは、このテイストで電波天文衛星「はるか」も書いてほしかった。
「ひてん」「はやぶさ」と同じMUSESシリーズなのだが、「はやぶさ」にフィードバックされた技術が少なかったのかな…?

物語のクライマックスは、やはり「はやぶさ」の地球帰還。
多くのトラブルを抱えて満身創痍になった「はやぶさ」が、大気圏に突入して流星になる。
後に残るのは、「はやぶさ」が丹精して持ち帰ったカプセル。
地球帰還から5カ月ほどしてから、このカプセルからイトカワ由来の微粒子が見つかることになるのだけど、カプセルの中に入っていたのは微粒子だけではない。これからも続いていく宇宙開発への夢や希望がいっぱい詰まっていたのだ。そう思いたくなってくるような構成だった。

映画化された「はやぶさ」は、Back to the Earthを除いてすべて帰還後に作られた。
俺は「はやぶさ」の知名度を上げ、ファンを増やしたという功績においてBack to the Earthを高く評価しているが、この本もpixivに投稿されていたものを構成し直したとあった。その意味で、当時の熱がそのまま本に入っているようで作者の意気込みを感じた。

<これまでに読んだ「はやぶさ」本>
小惑星探査機「はやぶさ」の大冒険(山根一眞氏)
「はやぶさ」からの贈り物(朝日新聞社)
はやぶさLOVE講座(ロマンアルバム)
小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡(的川泰宣先生)
カラー版 小惑星探査機はやぶさ ―「玉手箱」は開かれた(川口 淳一郎先生)
はやぶさ、そうまでして君は(川口淳一郎先生)
第20号科学衛星MUSES-C 小惑星探査機はやぶさ(写真集)
小惑星探査機「はやぶさ」の超技術 (はやぶさプロジェクトチーム)
「はやぶさ」式思考法(川口淳一郎先生)
高い塔から水平線を見渡せ!(仕事学のすすめ)
はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語(吉田武先生)

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