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GV-MC7/VSの困ったトラブルまとめて解決

今日は日曜日。何も予定がなかったため、午前中にクリーニング屋さんに行って、TSUTAYAでDVDとCDを借りた。
インセプションは渡辺謙がシブい。ディカプリオは太った。役作りのためか...?

さておき、本日は自作PCのテレビチューナーに関して、うまく動作しない不具合の解決に取り組んだ。
まずは心がけ。画面に表示されるメッセージを、真に受けてはいけない。メッセージは英語のものを日本語に翻訳している(と思われる)ため、その言葉だけでは裏で何が起こっているのか分からないものである。表示されている文字の裏に潜んでいる真の原因が必ずあるので、そちらに目を向けるように。

対象機種:I-O DATA GV-MC7/VS
症状とその解決方法:
症状1:録画した番組をDVDにダビングしようとすると、「コピー禁止 放送局によって、このコンテンツのコピーは禁じられています。このコンテンツは録画されたコンピュータでのみ再生できます。」
→Windows Media Centerの「番組一覧」から番組をコピーしようとすると、このメッセージが出る。Extrasに入っている「DDR Move」というソフトを使うことで解決する。
ちなみに、番組をHDDやSSDからBD・DVDにダビングする行為はコピーではなく、ムーブとなる。現時点(2011年2月)では「ダビング10」という仕組みで10回までBD・DVDへのダビングが可能となる。

症状2:DDR Moveに録画したはずの番組が出てこない
http://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s16227.htm
番組を保存する場所を変更した場合、DDR Moveにおける番組の保存場所も指定しなおしてやる必要がある。録画番組の一覧画面で 右クリックし、「フォルダの選択」をクリックするとフォルダを指定することができる。

症状3:録画が始まった直後にファイナライズが始まり、3分位すると、"注意 処理を続行できません。インターネットに接続して詳細情報を取得しますか。"の画面が表示される。
http://social.answers.microsoft.com/Forums/ja-JP/w7picturesja/thread/fb857df1-96d7-46c7-b9ce-956e0acd5210
サポートソフトのバージョンが低い。現時点で最新のgvmc7vs107.exe(掲載日:2010/08/25)(DDR Move バージョン 1.5.0.6)に更新すると、正常に書き込みができるようになる。
ダウンロードはこちらから。なお、ダウンロードには本体に貼ってあるシールまたはセットアップガイドに記載されたダウンロードキーが必要。

なお、CPRM非対応のDVD書き込みメディアを入れると、どこかでエラーが出るはず。
アキバとかで安いDVDをお求めの方は、ディスクにCPRMの表記があるかどうかを確認したほうがいい。
また、このハードウェアは罠がたくさんあるので、他につまづいたら仕様をしっかり確認するのがよろしいかと思う。
さて、ちょうど「プロフェッショナル 仕事の流儀」のムーブが終わったので、PS3で視聴してみることにしよう。
みなさんのご健闘をお祈りします。

彩の国工場振興協議会研究会/交流会に出席する

「はやぶさ」プロジェクトに関わった埼玉県内の企業が、県知事より感謝状の贈呈を受けるというイベントがあった。
表彰されたのは、2社。
・株式会社キットセイコー:探査機のねじを担当。軽量化のため、チタンのねじを使用したとのこと。
・株式会社原田製作所:タッチダウン時に打ちこまれる弾丸射出用加工部品の製造。弾丸もここで作っていたと言っていたような気がする。
2社とも、「はやぶさ」のプロジェクトに多大な貢献をし、日本の科学技術の素晴らしさを世界に伝えたという意味ですばらしい会社であると思う。おめでとうございました。

ところで、感謝状の贈呈に先立ち、研究会が開催された。研究会ではイオンエンジンの開発に携わったJAXAの國中教授が「はやぶさプロジェクトを支えたイオンエンジン ~困難を乗り越えた技術と英知~」というタイトルで講演を行った。概要は以下のとおり。

・スライドを使った説明。
1.電気ロケット
2.小惑星からのサンプルリターン
3.はやぶさ小惑星探査
4.小惑星のなにが分かった?
5.雑感
6.大航海時代
7.次の宇宙探査は?

1.電気ロケット
・イオンエンジンは長寿命、高信頼が大切。
・欧米は直流放電でプラズマを作ろうとしていたが、これには電極が必要。
・プラズマは高温のため、電極が摩耗する。
・日本のイオンエンジンは、80年代後半に開発に着手した。
・マイクロ波を使ってプラズマを作る。→電極を必要としないので、エンジンの寿命が延びる。
・マイクロ波の電源は高価。國中先生はさまざまな努力でこれを調達した。
・費用がなければ、限られた資源の中で勉強しようとする。研究者にとってはモチベーションが大きな財産になっている。

2.小惑星からのサンプルリターン
・1985年に「小惑星サンプルリターン研究会」という冊子が宇宙研から出た。これが最初の組織としてのアプローチ。
・アメリカと日本の宇宙開発を比較すると、TRL(Technology Release Level)がアメリカでは高く、日本では低い。日本ではサブシステムの開発に多くの時間がかかる。
・研究費は100万円くらいの予算しかつかないのに、衛星搭載機器の開発は億単位の予算がつく。ここで、「やれるのか」と聞かれると「できます」としか言えない。この予算の2ケタの差は大きい。
・イオンエンジンの耐久試験では、14,000時間の耐久性能が必要だった。
・真空容器の中に、2年半イオンエンジンを入れる試験を2回実施した。
・ただエンジンを開発するだけではなく、高圧のキセノンガスを作る装置なども開発する必要があった。

3.はやぶさ小惑星探査
・カプセルの直径は40センチ、大きさは17キログラム。
(この項はJAXAの映像資料を見ながら解説)
・イトカワに近づきながら写真を見た2週間、イオンエンジンの性能が実証されて非常に感慨深かった。
・タッチダウンの時に探査機が壊れないか心配だったため、1度タッチダウンしたら地球に帰還してほしかった。(結果的にはもう一度タッチダウンが行われた)

4.小惑星のなにが分かった?
・宇宙風化を観測したことが大きな話題。
・観測分解能の向上:写真の分解能は、せいぜい惑星を識別する程度だった。しかし、はやぶさが地球に持ち帰ったカプセルの中には、1ミクロンの微粒子を見ることができるようになった。これは原子を分析する分解能に達した。
・実に22ケタの技術向上であり、これは他に例を見ないものである。

5.雑感
・イオンエンジンの稼働実績は、延べ40,000時間に達した。
・2009年10月に、3台のエンジンが故障した際、Aの中和器とBのイオン源を組み合わせることで地球帰還に必要な推力を確保した。イオンエンジンは、他にも姿勢制御、精密誘導といった想定外の運用に使われている。
・それまで、行政手続き等が遅々として進まなかったが、イオンエンジンのクロス運転が、いろいろ調整に難航していたものの活路を開いた。(地球帰還への見通しが立ちそうなことの証明となった)
・「はやぶさ」プロジェクトの特殊事情として、使う人と作る人が同じということが挙げられる。本来のスペックが100%だとして、この機械にある程度の余裕を見越して90%の性能で運用することがよくある。サブシステムが5個あれば、90/100の5乗=59%くらいのパフォーマンスしか出せないことになる。「はやぶさ」の場合には、工夫や譲歩によって想定スペック以上の力を発揮することができた。仮にこれを110%で運用できていたとすれば、110/100の5乗=161%の力を出せたことになる。

☆國中先生のことば
1.決まった未来はない。未来は創るもの。
2.負の応援(NASA)に刺激されてがんばった。あきらめない気持ちが大切。
3.挑戦なくして新しい境地はない。
 チャンスは少ない。条件は悪い。

・カプセルのコンテナは真空に保たれていた。熱も加わっていないことにイトカワの微粒子の価値がある。
・隕石は地球の大気に触れることで、汚染されている。
・「はやぶさ」の持ち帰ってきたものは、正倉院の宝物などと一緒のような、日本の宝である。それを日本の技術で行ったことには価値があることだと思う。

6.大航海時代
(割愛)

7.次の宇宙探査は?
・「はやぶさ2」プロジェクトは開発に着手した。
・イオンエンジン(μ10)の事業化を目指している。
・今後は木星探査を行いたい。
・木星は太陽系ハイウェイの関所。木星の引力を利用することで、もっと遠くの天体に行けるのではないか。

以上

宇宙科学研究所(相模原)へ行く

聖地巡礼…というにはアレだけど、最近「はやぶさ」にハマりはじめた友人と、相模原に帰還した実物大模型を見に行った。

Dsc00397


2か月ぶりに見た「はやぶさ」実物大模型は、相模原においては「なんかこれまで見た実物大模型とスケールが違う」と思った。これまで見た実物大模型というのも、相模原に置いてあったものを移設したものだったのだが、相模原に帰ってきた模型の存在感は、他の場所で展示されていたものとは別のものであったように感じたのだ。
相模原で展示されている模型は、仕切りがなくて模型の周囲を自由に歩き回れるようになっている。これが他の展示場所とのいちばんの違いだと思う。(他の展示を全部見ているわけではないため、そうなっていたところもあるかもしれない)
それと、イオンエンジンの奥に仕込まれている電球が点灯するのが相模原ならではだと思う。

Dsc00405


スイッチがついていたので、警備の方に確認した上でスイッチオン。4基ちゃんと点灯したが、史実に基づいてAは点灯させず。
他の展示物とともに、非常に勉強になる相模原キャンパスであった。

爆笑問題のニッポンの教養「はやぶさが教えてくれたこと」

相模原宇宙研で川口教授とロケット見学→施設内で山田准教授とカプセル(実物)見学→川口教授と対談→イカロスの説明で終幕。
見どころは、ヒートシールドの実物。全国を回っているヒートシールドは、地上での試験のために作られた「エンジニアリングモデル」であり、これが大気圏に突入したものではないことに注意が必要である。ちなみに、中に入っていたパラシュートや電子搭載部品は本物。
川口教授の話も興味深い。イトカワがあと1億年もすると地球に衝突すること、現在の文明ではイトカワの地球衝突を避けられないこと、地球が丸いのは、地球が水でできているからだということ、「はやぶさ」は太陽系大航海時代の幕開けを知らせる旗手であるということ、他。
見逃した人は2月14日に再放送がある(16:05-)ようなので、興味をお持ちの方はぜひご覧いただきたい。

BACK TO THE EARTHが届いた

先週注文した「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」(ブルーレイ版)が届いた。
さっそく家で見て号泣した。

それはさておき、「はやぶさ」の功績は工学的観点、それと理学的観点で語られることが多かった。
イオンエンジンの運転実績、イオンエンジンを使った地球スイングバイ、採取したサンプルの分析結果など、枚挙に暇がない。
しかし、HBTTEを観て思ったのは、「はやぶさ」の帰還には人文科学的な価値があるのではないかということである。パッケージの裏に書いてある「私達と宇宙をつないだ探査機」という所からも、そういった意図を感じる。

川口PMは自身の著作の中で、「『はやぶさ』が最後に撮った写真はスミアが出ていて、科学的、資料的な価値はない。しかし、私は、そして『はやぶさ』のプロジェクトに携わった大勢のスタッフは、この写真を見て心が震えた」といったことを書いている。ロボットである「はやぶさ」に、機械の持つものとは違ったものを感じていたのだろう。

機械に対して沸く愛着は、どこから来るのだろうか。俺は、機械を愛する風土が日本にはあるのではないかと考えている。
アラサーくらいだとドラえもん、もう少し上の世代になると鉄腕アトムがその代表格であろう。これらのアニメの主人公は、機械であるにも関わらず、非常に人間的な仕草を見せる。特に、アトムは自らが犠牲になって人類を救うのだという。この話を聞いた上司はアトムの行いに心が打たれたと言っていた。
我々日本人にとって、機械は生活を豊かにするだけのモノではなく、人間そのものを豊かにしてくれるものであるような気がする。海外の人は機械をどう考えているのかよく分からないが、「はやぶさ」が日本人にグッとくるようなものを遺して燃え尽きたことは間違いない。

今後は、こうした「はやぶさ」人気の理由についても考えていきたい。ちなみに、「はやぶさ」はMUSES-Cという工学試験衛星が、打ち上げられた後に付けられた名前であり、名前をつけるときに有力候補として挙がっていたのは「ATOM」(Asteroid Take-Out Missionの頭文字を取った)だそうである。アトムは人に愛されたロボットであるが、「はやぶさ」もまた、多くの人に愛され、日本の宇宙開発史上に名を残すロボットになった。

Hayabusa


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