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鹿児島の旅

最近一緒に仕事している人から、冗談かどうかは不明だが「ロケットの打ち上げ見に行かない?」と誘われた。
ロケットの打ち上げを見に行こうとする人がいるとは思っていたが、身近なところにいるとは。少し考えて、上司のお許しを得て3泊4日の旅に出ることにした。
だが、出発直前になって、ロケットの打ち上げが延期になってしまった。一緒に行く予定だった人も鹿児島行きを取りやめてしまった。
残念だが、打ち上げはおあずけにして、鹿児島へ観光に行くことにしよう。

1月19日(水)
仕事を早退して、羽田空港へ。19時の飛行機に乗る。飛行機は21時過ぎに、少し遅れて鹿児島空港に到着した。
鹿児島空港から市内まではバスが便利と聞いていたので、空港で飛行機の到着待ちをしてくれていたバスに乗り込む。鹿児島中央駅までは1200円。
確か22時半ごろに宿泊先に到着。種子島は電気の確保が難しそうだったため、持って行ったすべての電子機器を充電して眠りについた。

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鹿児島中央駅にあった観覧車。


1月20日(木)
高速船「トッピー」で、ロケットの打ち上げを行う種子島へ出発。
トッピーは7時30分に鹿児島を出発するのがいちばん早く、その早いトッピーを予約していたため、早起きして港へ向かった。予約をしていると予約番号を教えてくれるが、ネットで予約をしていても席の指定を行う必要があるために窓口には寄っておく必要がある。
高速船乗り場にあるラーメン屋さんはおいしいらしい(地元の方の話)。
高速船の移動は快適そのもの。所要時間は鹿児島から種子島の西之表港まで90分とのことであった。

種子島の西之表に到着した後は、レンタカーさがしをする必要があった。本来であれば、打ち上げの当日はレンタカーは全部レンタル済みになってしまう。しかし、今回は延期となったことが事前に知れていたので、キャンセルした人も多かろうと思いトッピー乗り場の近くにいたレンタカー屋のねえちゃんに声をかけてみた。すると、軽自動車ならあるとのこと。軽でもなんでもいいので貸してください、と言ったら、貸してくれた。1日5200円。ここでこのねえちゃんと少し話をした。

ね:「今日はお仕事ですか?」
俺:「いやー打ち上げ見に来たんですけど、延期になっちゃいました」
ね:「22日になったみたいですよ」
俺:「な…にィ 俺は22日まで鹿児島に滞在するのですが、その日の夕方に用があるので帰らなければならないのです。無念であります」
ね:「空港から見えるかもしれませんね」
俺:「えっ、空港から見えるんですか?」
ね:「天気がいいと見えるみたいですよ~」

これはすごいことを聞いた…ロケットの打ち上げはあきらめていたが、もしかしたら見えるかもしれない。とりあえずは、ロケットの打ち上がる射場はみておかなければと思い、南に車を走らせた。西之表港から、射場までは車で90分ほどである。
打ち上げは「大崎射場」であるが、打ち上げ当日は半径3km以内は立入禁止となる。なので、一般市民の見学もできる竹崎観望台へ向かった。ここは、ロケット見学ツアーや展示物の紹介、グッズの物販などをやっている。実物大のロケットも見ることができる。この日は打ち上げが延期になってしまったため、大勢の人が見学ツアーに申し込んでいた。俺も15時半からのツアーに申し込んだ。
ツアーは射場を間近に見える展望台、実物ロケット展示倉庫などの見学を行いながら、JAXAの人がいろいろ説明してくれた。それによると

・種子島の射場は、世界で25(27だったかな)ある射場の中でも、もっとも美しいと言われている
・ロケットを格納してあるVABという施設の扉は、世界最大の引き戸だったことがある(この記録が更新されたかどうかは不明)

その他もろもろ。勉強になりました。
なお、JAXAの方にも「鹿児島空港からロケットは見えるか?」を確認。やはり「見える」とのこと。
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大崎射場。いちばん左の白い建物がVAB。今回は右に2本ずつ並んでいる鉄塔(避雷針なのだとか)の左側のほうから打ち上げる。

ツアーが終わったあと、種子島在住のEさんに電話。今日はEさんの家に泊めてもらうことになっていたのである。というのも、ロケットの打ち上げ前日~当日は種子島の宿がほぼ満室になってしまうため、打ち上げ直前に宿を取ろうとしていた我々は知り合いのつてを頼って、宿を確保していたのだ。
結局、我々も宿が必要なくなってしまったので、俺だけEさんの自宅に泊めさせてもらうことにした。Eさんと大和温泉に入り、その後Eさんの自宅に車を置きに行った。そこでEさんは、仕込んでおいた石焼きいもを俺に出してくれた。この芋は安納芋(あんのういも)といい、鹿児島の名産なんだそうだが、これについては別途書く。
近くの定食屋さんでお酒を飲みながら夕食。そして就寝。

1月21日(金)
Eさんの家を早朝に出て、朝8時のトッピーで鹿児島へ。この日は終日、市内見学。行った場所は以下のとおり。

・大久保利通銅像
・維新ふるさと館
・西郷隆盛誕生地
・西郷隆盛銅像
・西南戦争の銃弾跡
・黎明館 特別展「かごしまの弓矢」
・薩摩義士碑
・西郷隆盛終焉の地
・西郷隆盛洞窟
・城山展望台

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城山展望台から見た桜島。いちばん高いところで標高1100mくらいだそうだ。

この日は、朝に船で揺られたせいか、頭がふらふらした。
城山展望台では、翌日のことを考えていた。翌日とは1月22日のことであり、午後3時の飛行機で帰路につかなければならない日なのだが、できれば鹿児島の名峰である開聞岳に登ってみたいと思っていたし、その近くにある開聞山麓香料園にも行きたいと思っていた。そこで、宿がたくさんありそうな指宿(いぶすき・開聞岳から電車で30分)に電話をかけてみる。すると、あろうことかどこも満室。そんなことあるわけねえじゃん、宿泊拒否か?と思ったけど、22日には「菜の花ウォーク」と呼ばれる地元のお祭りが開催される予定だったことが判明。作戦を変更し、漫喫で深夜まで滞在し、レンタカーで開聞岳に向かうことにした。
この日の夜は鹿児島市内に宿泊する予定だったEさんにふたたび合流し、ラーメンを食べて別れた。Eさんによると、鹿児島は3つの「S」で稼いでいるのだという。

Saigo(西郷どん)
Shochu(焼酎)
Sakurajima(桜島)

ふむふむ。
さつまいもも入っているのかと思ったけど、どうも違うらしい。
レンタカーを借りて、駐車場に入れて漫喫へ。

1月22日(土)
朝4時にかけていたアラームが鳴る。
…朝か。まだ早いけど。
この日は早くから行動しないと、飛行機に間に合わなくなってしまう。旅で時間の制約を受けるのはイヤなものだけど、しかたない。漫喫を出て、車に乗り込む。
車を南に走らせて、池田湖を通り開聞岳へ。開聞へは午前5時半ごろ到着した。午前6時頃、登山開始。
歩いていると夜が明けて、だんだん明るくなってきた。大隅半島から登る朝日には感動した。気温が低いためか、息があがってもそれほど苦しくない気がする。ペースを維持しながら上へ、上へと詰めていく。
7合目を過ぎたくらいから、雪が見えてきた。空からも塩つぶみたいな雪が落ちてくる。そのくらい冷えていたということなのだろう。登っていたから、この頃は寒さは気にならなかった。
9合目を過ぎると、雪の量も増えてくる。危なくなったら下山しようと決めていたが、そろそろ頂上なので、もうす少しで頂上だったので、がんばろうと思い登り続ける。すると、海に映る開聞岳の影がどうしようもなく美しい。

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鹿児島に来て、本当によかった。心からそう思った。
山頂は風が強く、岩がごつごつしている上に雪が薄く積もっていた。そのため、長居はしないでさっさと下山した。
下山途中、持ってきたおにぎりを食べた。ねぎとろ巻きがいちばんおいしかった。
山から下りてきた後は、菜の花ウォークの人たちを横目に見ながら開聞山麓香料園へ。ここは、今回一緒に鹿児島に来る予定だった人と30年以上の付き合いがある人がやっているハーブ園。社長にご挨拶をして、しばらくお話しをしていたら、ハーブティーをごちそうしてくれた。心温まるエピソードや、日本の問題など、幅広い分野のお話しを伺った。

香料園を発った後、本当は指宿の砂風呂や池田湖の巨大うなぎを見ていきたかったのだが、なにせ時間がなかったので空港へ急いだ。空港そばのレンタカー屋さんで車を返し、空港へ。
空港には午後1時頃着いた。風呂に入りたかったのだが、近くには風呂が見つからなかったので空港の入口にある足湯で足の汚れだけ落とす。その後重い荷物をコインロッカーに入れて、種子島の方向が見える場所を探す。打ち上げは14時37分。
結局、空港のバス乗り場南端(人吉とかそっちのほうに行くバス乗り場のへん)がよいロケーションであると思った。空港の中では生中継をやる特設ブースが設けられていたが、俺はナマのロケットを見に来たのだ。どんなに小さくても、ロケットをこの目に焼き付けて帰る。
いよいよ打ち上げの時間がやってきた。種子島の方向をずーっと眺めるが、ロケットは見えない。天気のせいかな、保安検査場に行く時間もあるし、帰るか…と思っていたら、細い白い線が空に向かって伸びていくのが見えた。

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本当に小さい点が、スーッと空に上がっていく。音は聞こえなかったが、これが自分が見に来たものなんだ、と思ったら、心に込み上げてくるものがあった。
ロケットが見えなくなってから、すぐに保安検査場に飛び込んで、帰りの飛行機に乗った。

今回の鹿児島旅行は、人の温かさに触れ、すばらしい景色を眺めることができた。今回の旅の思い出を糧に、明日からがんばろうと思う。

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