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インターネットはからっぽの洞窟

タイトルと同じ名前の書物がある。
インターネットが一般に普及した直後に発刊された本だったと思う。
読んだことはないけれど、商品の説明によるとインターネットによって「人と人との交流が薄まり、現実への関心がなくなって、社会の大切な部分が失われてしまう」という。

だがしかし、そのインターネットによって、人間の意識は増幅される。昨日か今日か、巨大掲示板がサイバー攻撃を受けて軒並み落ちたと聞いた。掲示板が落ちたことを問題にする向きがあるが、その発端となったのは海外のオリンピック選手を批判したところからはじまったのだという。
ほとんどの人は、テレビやメディアから発信されるほぼ画一的な情報によって、物事を判断している。最近はちょっと事情が異なるのかもしれないが、本質的な部分では同じことである。私たちは、本当に限られた情報からしか物事を語っていない。

それにも関らず、感情的な意見に流されて、物事の全体像が明らかにならないままやみくもに批判を続けてしまう。俺はこれを「意識の増幅」と考える。感情はいつしかインターネットだけにとどまらず、実社会に深刻な影響を与える社会問題になり得る。非常に危険なことである。
そうなってくると、いよいよインターネットはからっぽの洞窟ではなくなってくる。

良い方向にも、悪い方向にも人の意識を向けてしまう。そして人は、往々にして他人の足を引っ張る存在である。良いニュースよりも悪いニュースのほうが圧倒的に多いこの国では、人々はインターネットを媒介に負のエネルギーだけを増幅させていく。

…俺が1996年ごろから一生懸命見ていたのは、一体なんだったのか。

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